知って得する!物件を売却するタイミングについて

不動産投資をするにあたっては、利回りだけでなく、売却に関する知識もしっかりと身につけておく必要があります。
「まずは安定的に利回りを得ることが重要!」と、売却についての学習を後回しにする人も多くいます。

確かに、購入してすぐに売却するわけではないのですが、思っているよりも早く売却のタイミングがやってくるかもしれません。
そこで、この記事では“投資用物件を売却する際のタイミング”についてご説明します。

1. 売却を検討すべき3つのタイミングとは

1-1.高い額での売却が見込まれるとき

所有する物件の価値が高くなっているときは、売却を検討すべきタイミングと言えます。
高い価格で売却できれば大きな利益を得られますので、景気や物価などの状況をよく見ながら検討していきましょう。
ただし、物件の価値が高くなっても、所有し続けた方が利益になるという場合には売却すべきではないため、その点も考慮が必要です。

1-2.入居までの間隔が長い傾向にあるとき

多くの物件では、ある程度のスパンで入居と退去が繰り返されることになります。
自分が所有する物件の入居者が退去となっても、またすぐに新たな入居者がやってくるという状況であれば安定的な利回りが見込まれます。
しかし、空室となってから入居までの期間が長くなる傾向にあるときは、利回りも不安定ですので、売却検討のタイミングと言えます。
ただし、適切な方法で空室リスク対策ができるのであれば、無理に売却する必要はありませんよ。

1-3.大規模な修繕が必要になるとき

所有する物件の大規模修繕を行う場合、高額な費用がかかるケースも珍しくありません。
そのため、将来的な大規模修繕にかかる費用が売却益と同じかそれ以上ということであれば、売却を検討することをおすすめします。
修繕にかかる費用を知るための方法ですが、業者側に見積もりを依頼すればすぐにわかります。
無料で費用を算出してくれる業者も多いため、一度依頼してみてはいかがでしょうか。

2. まとめ

不動産投資では利回りに期待する人が多いため、売却のタイミングを見逃しがちです。
いつまでも安定的な利回りを得られるケースばかりではなく、物件の老朽化や周辺環境の変化にともない、利回りが不安定になるケースはあるのです。
何かあればすぐに売却、というものでもありませんが、現状認識や将来予測をきちんと行い、売却についても定期的に考えておきましょう。