DIYで戸建投資-空き家内見のチェックポイント-
不動産投資の中でも比較的低リスクで高利回りを狙えると近年人気の「DIY戸建投資」。
現在全国には空き家が848万戸以上にもなり、全国の住宅の13.6%も占めているといわれています。
自分でDIYする戸建投資は比較的初期費用が少なくて済み、利回りの高さから初心者にも人気があります。
しかし、戸建投資をするにはまずDIYする利益のでる戸建てを探さないといけません。
じつは戸建てを内見するとき、「空き家」か「売主様が居住中」かによって見るポイントが違ってきます。
今回はDIYで戸建投資をするにあたって、空き家の場合の内見チェックポイントについて1つずつ詳しく解説します。
空き家の内見でチェックしたいポイント
・物件の傾き
物件が傾いていると建具の不具合や壁のひび割れ、排水不良などのさまざまなトラブルが発生していると予想されます。
建物に傾きがあるかは、窓やドアの開け閉めやビー玉を転がすなどしてチェックしましょう。
・基礎にひび割れの有無
基礎に髪の毛ほどの幅の細いひび割れはヘアークラックと呼ばれ、新築住宅でも生じていることも少なくないため、基本的には大きな心配はありません。
ただ、ひび割れが大きいのもは注意が必要です。
基礎のひび割れは建物の外側から見ただけではわからないものもあります。
ヘッドライトなどで床下からも基礎をしっかり確認することをお勧めします。
・シロアリ被害
シロアリは湿気のある木材が大好物のため、換気されずに湿気がこもる空き家はシロアリ被害が多くなります。
シロアリ被害があると床がペコペコしていたりします。
水回りや雨漏り箇所で靴を脱いで床を踏んでみたり、畳の裏をはがすなどして確認してみましょう。
・事故物件かどうか
事故物件は心理的瑕疵・物理的瑕疵・法律的瑕疵の3種類あります。
心理的瑕疵:物件内で亡くなった事情がある。
物理的瑕疵:シロアリ・雨漏り・アスベストの使用・土地の汚染など
法律的瑕疵:建ぺい率・容積率・接道義務など法律による制限によって自由に建物を建てられず土地活用ができない。
瑕疵の内容によっては不動産の価値を大きく下げる原因になります。
瑕疵の有無や瑕疵の内容は要チェックです。
・インフラ設備の有無(電気・ガス・水道)
空き家の場合、上水道が井戸水だったや、配線不良で点かないなどのトラブルがあることがあります。また、下水道の設備があるかというチェックも必要になってきます。
おわりに
内見で気づいた不具合はその後の値段交渉で使えます。
内見するときは、チェックリストを作成して効率よく回りましょう。
DIY戸建投資を検討されている方はぜひこの記事が参考になれば幸いです。