築古物件が狙い目?築古の魅力と注意点とは

不動産投資を考えている方が一度は興味を持つ築古物件。

建築してから30年以上経っているものを築古物件と呼ぶのが一般的ですが、法的に明確な年数の定義はありません。

今回はそんな築古物件の魅力と、購入する際の注意点について解説します。

●築古物件の魅力

①物件価格が安い

築古物件の魅力といえば、一番はその価格の安さ。

新築や築浅物件と比べて手が届きやすい価格のため、資金の少ない方でも投資しやすくなります。

ただし、不動産の使用できる期間は法的に決められており、築古物件ではその法定耐用年数をすでに超えている場合があります。大規模な修繕やリフォームを必要とすることが多いので、建物自体の価値が低く、ほぼ土地代のみで販売されることもあります。

②節税効果が期待できる

減価償却とは、不動産の購入費用を使用可能期間で分割して計上する、会計処理のことです。 もしこの減価償却によって不動産投資が赤字となった場合、他の課税所得と相殺して、結果的に所得税を下げることができるのです。

特に築古物件は使用可能期間が短いため、すぐに減価償却となり、節税対策にも効果的です。

③高利回りが期待できる

築古物件を人に貸す場合、家賃の下がり幅には限界があります。購入価格と比べて、新築木造アパートの想定利回りは6~8%程度とされていますが、築古物件だと10~20%以上という高利回りになることもあるのです。リフォームなどで、いかにうまく付加価値を付けられるかが重要になってきます。

●築古物件の注意点

①ローンが組みにくい

築古物件の場合、金融機関から融資を受けることが通常よりも困難となります。

金融機関では法定耐用年数を融資期間と考えるからです。先に融資先の目星をつけてから購入に踏み切るか、すべて自己資金で賄うかをあらかじめ考えておきましょう。

②リフォーム費用が高い

一戸建ての築古物件では、外壁や屋根なども修繕時期になっている可能性が高いです。また築50年にもなると旧耐震基準法の建物だと予測できます。価格は安くても、耐震工事が必要ならトータルとしては高い買い物になるかもしれません。

●まとめ

今回は築古物件の魅力と、購入する際の注意点について解説しました。

築古物件は、物件の見極めがしっかりできれば高利回りの期待できる投資です。入居者側も、築年数よりその利便性や家賃価格、設備の充実度を見て判断する傾向にあるため、築古物件は狙い目な不動産投資といえます。

当社は築古物件を得意としており、多くの取扱い実績がありノウハウもございますので、築古物件で不動産投資をお考えの場合は是非一度当社へご相談ください。