アパートの不動産投資術!まるごと1棟の運用とは
不動産投資をすすめるにあたり、1棟アパートを購入して本格的な不動産投資に乗り出したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は1棟アパートの不動産投資の魅力と、運用時に注意しておきたいことをお伝えします。
1. アパート投資の魅力
中古物件と新築物件のそれぞれにメリット・デメリットがあります。
新築のアパートは、居室がキレイで設備も新しく、人気も高いので築後の数年間は空室になりにくいでしょう。家賃は中古アパートと比べると高くなりますが、築後数年間で、「新築アパート」という付加価値がなくなるため、家賃が下がります。空室率も上昇する傾向にあるようです。新築の価値は、ずっと継続するものではありませんので、新築アパートを投資目的で購入する際には、思わぬ高値で購入してしまわないように、冷静に物件を見極める必要があります。
反対に、中古物件は購入価格を低く抑えられることが魅力です。初期投資を低く抑えられるため、利回りの高さを期待できるでしょう。また、中古の区分マンションと比較すれば複数の物件があるので、空室が生じても分散回避することができます。
2. 投資におすすめのアパート
投資の際は、アパートの立地や地域性に留意しましょう。例えば、地方都市で大きな大学が近所にある場合には、一人暮らしの学生の需要が見込める可能性があります。大きな工場がある地域では、単身の労働者などの需要が見込めます。また、小・中学校が近くにある場合には、家族で住めるような間取りのアパートが人気です。それぞれに地域に適した間取りや大きさを考えて、事情に沿った物件選びをしましょう。
また、日当たりの良さを考慮して、南向きの物件を選ぶのも良いですね。南向きの日当たりの良い物件は人気ですが、目の前に更地の駐車場などがあり、用地転換されて数年後にマンションの建設が始まってしまった・・・なんてこともあります。そんなことにならないよう、近隣の建築計画にも目を向けておくと安心です。
地方都市など、車が生活の一部となっているエリアでは、アパートに駐車場がついていることが重要視されます。アパート1室に対して1箇の駐車場が用意できれば、需要も高まります。敷地内に駐車場がない場合には、近隣に月極の駐車場の借り上げを検討してみるのもいいかもしれませんね。
3. まとめ
不動産投資は、家賃収入を得ることで成り立ちます。家賃の滞納などに遭わないために、入居者審査にも積極的に関わっていくようにしましょう。借り手を募集する際に信用のおけそうな方に入居してもらえることで、金銭的なトラブルや近隣とのトラブルを押さえることが可能となります。このように、細かな点を気にすることが、健全なアパート経営の一助となることでしょう。