不動産投資の魅力のひとつ 団体信用生命保険とは

不動産投資の魅力の一つに、団体信用生命保険を利用できるということがあります。

ローン支払義務者であるオーナーに万一の事態があったときに、大切な家族を守ってくれる心強い味方である団体信用生命保険。

この記事では、団体信用生命保険の概要、保険の種類、不動産投資ローンとの関係についてご説明します。

1. 団体信用生命保険とは?

団体信用生命保険とは、不動産を購入し金融機関から融資を受ける場合に、ローンの債務者が加入する生命保険です。

ローン債務者が、返済期間中に亡くなってしまったり、障害を負って就労できないような高度障害状態に陥ってしまったりした場合、あとに残された家族に多大なローンが残されてしまうと困りますよね。

そういったリスクを回避して、皆さんが安心して融資を受けて不動産を購入できるように設けられた相互扶助の制度が団体信用生命保険です。

ローン債務者が支払う保険料が積み立てられ、死亡、高度障害や重度の疾病となったときに、残債務が消えて、遺族等が不動産をそのまま取得できるということになります。

2. どういった場合に保険金がおりる?

2.1 基本のパターン~死亡または高度障害状態~

どの団体信用生命保険でもカバーされるのが、被保険者である債務者が亡くなった場合と高度障害が残った場合です。

2.2 三大疾病や八大疾病がカバーされている場合

団体信用生命の種類によっては、がん、心臓病、脳卒中といった三代疾病や、それに加えて日本人がよく八代疾病についても対象となります。基本パターンよりも保障が厚くなる分、保険料はあがります。

団体生命保険加入申込書を確認して、ご自身が加入しようとしている団体信用生命保険はどのようなものか確かめましょう。

3. 団体信用生命保険とローン

3.1 団体信用生命保険がローンの条件とされていることも

金融機関にとっては、債務者が亡くなったり高度障害となって働けなくなったりして、貸したお金が回収できなくなる事態がもっともさけたいことです。

そのため、投資ローン商品によっては、債務者が団体信用生命保険に加入することを、融資の条件にしていることがあります。
団体信用生命保険は、保険商品であるため、例えば70歳以上など高齢の場合は加入ができず、結果不動産が購入できない可能性があるのでご注意ください。

3.2 保険料によって利息レートはあがる

団体信用生命保険料が上乗せされるため、加入していない場合に比べると、少しローンの金利があがります。しかし、表面的な利回りがさがったとしても、大きなリスクを回避してくれる団体信用生命保険を利用しない手はないでしょう。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。団体信用生命保険について、ご参考になれば幸いです。