投資用不動産を高く売却するには?
2020年の東京五輪を控えて、東京の不動産はいまがよい売り時ともいわれていますね。
不動産投資は出口戦略が大切といわれます。
大切な投資用不動産を、できれば購入時よりも高く売却してキャピタルゲインを得るにはどうすればよいでしょうか。
この記事では、投資用不動産の売却戦略の考え方をご説明します。
1.投資用不動産は出口戦略が大切
自宅用の不動産は、多くの方が10年単位のスパンで住み続けることを考えて購入します。
単に財産というだけではなく、ご自身や家族の生活の基盤となるものだからです。
これに対して、投資用物件は通常どこかのタイミングで手放すことを念頭にいれて購入します。そして、売却をしていくことが基本となります。
建物は経年劣化するので、維持管理費や立替費用を考えると持ち続けることがリスクになることもあるからです。
良い条件で売却するための戦略を立てることを、不動産の出口戦略と呼んだりもします。
2.出口戦略には物件選びが大切
出口戦略は、市場価値がさがりにくく魅力的な物件を選ぶことからはじまります。
市場価値がさがりにくく魅力的な物件とはどのような物件でしょうか。
端的に言うと、投資利回りが優れており、空室リスクが少ないという物件ということになります。
投資家にとって魅力的な物件は、入居者にも魅力的な物件ということが多いです。
賃貸需要が見込めるメインターゲットは、若年層の単身世帯となるため、入居者は一般的には利便性を重視します。
東京で言えば、JRや地下鉄など複数路線が利用できる駅、急行がとまる駅、メインターミナルへのアクセスに近い駅が人気です。
また、物件から駅への徒歩距離が10分以内、できれば5分以内の物件は賃借人がつきやすいです。
3.売却タイミングの見極めも大切
ベストな売却タイミングとは、その不動産が最も高く売却できるタイミングといえるでしょう。
市場はさまざまな要素で変動しますので、長い目で、定期的に不動産の相場をチェックしましょう。
相場の調べ方のひとつとして、土地情報総合システムの不動産取引価格情報検索などを利用する方法があります。
不動産取引価格情報検索を利用すると、お持ちの不動産のあるエリアで、スペックが似た物件がどれくらいで売買されているかがわかるので、参考になります。
あわせて、不動産仲介会社が提供している不動産一括査定サイトなどを利用し、ご自身の物件を売った場合の査定を出してもらうこともおすすめです。
査定を出してもらう場合は、かたよりがないよう、複数事業者に行ってもらいましょう。
事業者ごとに不動産の得意分野もあるためです。
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
インカムゲインを得た後、売却を成功させてキャピタルゲインも得ることが出来れば、不動産投資としては大成功といえますね。
皆様の出口戦略が成功し、納得のいく不動産売却ができることをお祈り申し上げています。